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初滑り。
肋骨にヒビが入った。

初滑り。

テンションは簡単に最高潮に達する。

それに加えて、ウェアとブーツとゴーグルを新調したこともあり、ほんのり気分も高揚していた。
たいしてうまくもないのに目立つ配色のウェアに、上級者用のブーツ。
道具を揃えるのが趣味なのか、道具を使いこなすことが趣味なのかも分からないが、とにかく調子に乗っていた。

瑞穂はチケットも少々お高めだ。しかし、いつも行く芸北国際はオープンしていないし、ここぞと言う時にしか行けない瑞穂に出向き、『オープニングランをかましてやろう』、などと鼻息も荒く乗り込んだ。

チケットを購入し、いざゴンドラへ。
瑞穂は所謂、『ゲレンデ』に辿りつくためにはゴンドラに乗る必要があります。
カプセルみたいな形の乗り物に乗り込み山頂を目指す訳です。

正直面倒臭い。
スノーボードやスキーをする人なら分かってくれる人もいると思いますが、車を降りたら即ゲレンデ。みたいなとこのほうがテンション高いまま滑ることができるような気がしませんか?
しませんか?そうですか。僕はする。
僕がいつも行く芸北国際は車を降りたらすぐゲレンデ。と言う訳でもないのだけど、駐車場から滑走するエリアは見渡せる感じになっている。

対して瑞穂は駐車場からはゴンドラの行列しか見えない。

とは、言えゴンドラを乗らないことにはゲレンデには辿りつけない為、しぶしぶゴンドラに向かう。

瑞穂のゴンドラの行列と言えば、とてつもない大行列を思い浮かべる。もう、それこそゴンドラに乗り込むまでに30分くらいは待つんじゃないかってくらいの大行列。
僕はそんな行列の中に並ぶヒトリスト故、他との接触を限りなく0に近付けるアイテムのウォークマンを持参。
いや本当はそうじゃなくて、暇を持て余すのが嫌過ぎて、、、なんだけどね。
だけどその日はオープンして間も無くだった為ってこともありそこまでの行列ではなかった。案外すんなりゴンドラまで辿り付けた。

列に並んでると、僕と同様、一人で滑りに来ているヒトリストがいました。列に並んでいるうちに同じタイミングでゴンドラに近付いて行った。どうやら僕はその人と一緒にゴンドラに詰め込まれることになるらしい。
案の定、同ゴンドラ。

僕は正直、一人でゴンドラに乗りたかった。
なぜなら『一人ゴンドラ』だったら愛用のウォークマンから流れる『安全地帯』を口ずさむどころか大熱唱することだってできるし、途中でお腹が痛くなってもオナラを平気で、と、言うかむしろ『実弾出ろ』の勢いで出すことだってできる。言わばゴンドラを制すものになれるのだ。ゴンドラの神だ。
だけど、係員の高校生くらいの人にあごで指示されたので、しぶしぶの同ゴンドラです。

ただ救いは僕と同様、ニヒルにヒトリストを気取っている同年代男性だったことです。書いてみて思ったけど僕はニヒルにヒトリストを気取ってんだな。もう辞めよう。

で、僕はイヤホンを耳から外し、『お一人ですか?』と尋ねてみました。普段は病的に人見知りだし、尋常じゃないくらい引っ込み思案で知らない人に話しかけることなんて有り得ないのですが、雪山となれば話は別。それにもう一歩でゴンドラの神にも成り得た僕はいつもの僕とは違う。

ニヒリストの同年代男性に話しかけてみた。そうするとどうでしょう。話が弾むではないではないですか。
通信簿に『協調性に欠ける・・・』やら、先生に書いてもらった卒業アルバムの寄せ書きに『本当は優しい子・・・』などと評された僕が。だ。話が弾むんです。

世間に揉まれたから?大人になったから?いやいや雪山だからです。そしてゴンドラだからです。
彼は九州からツアーバスで来たようでした。そして朝一から滑ってて少し休憩をするために一番下まで滑ったみたいです。
そして、再度山頂を目指すゴンドラに乗り込んだところ僕とあいのりに相成った訳です。

彼はシーズン中に何度か広島及び山陰のスキー場に訪ねてくると言っていました。そして今日が彼にとっても今シーズン初滑りだとも言っていました。そして年に1度は北海道にスノーボードをしに行くのが楽しみだとも言っていました。1月の25日に行くって言ってたかな。彼はTだと名乗りました。

他愛のない会話でしたがゴンドラの10分前後の時間があっと言う間でTとはもう少し話がしたいな、って名残惜しく感じました。
そうするとTが、『どうですか?一本、一緒に滑りませんか?』と言ってくるではないですか。僕は自分の滑りのレベルの低さも忘れTの意見に賛同しました。

ゴンドラから降りて、いざリフトへ。リフトでの山頂へ向かう道中、彼は北海道へ行く際は新調した板で滑りに行く事をとてもうれしそうに話してくれました。同じ趣味を持つ人間として彼のウキウキ感がものすごく伝わってきてこっちまでテンションあがりました。
一本!と言うことではありましたが、結局4~5本一緒に滑りました。

僕は初滑りと言うこともあり体力に自信がありませんでしたし、なによりせっかく九州から来て滑るのを楽しみにしているTの足手まといになって気を使わせてしまうのは忍びなかったので『僕は一旦、下まで降りて休憩しますので』と、告げてTとのセッションを終了することにした。

Tはとても楽しそうに滑る人で、こっちまで楽しくなってしまうような感じの人でした。

次のリフトに乗り込むT。山を下りていく僕。

手を上げる僕。手を振るT。

1月の25日は過ぎたけどTは北海道、楽しめたかな。
良いコンディションの中、滑ることができたかな。

Tのことについて知っていることと言えば。
名前。
住んでいる地域。
年1で北海道に行くこと。
今シーズンは新調した板で滑りに行くこと。

そのくらい。
だけど、僕の一生の思い出として残るのではないかと思っている。

正直、人との繋がりなど煩わしいと思うこともある。
だけど、たまに実感するときがある。
人との繋がりを大事にしてみて良かったな。って。


手を上げる僕。手を振るT。
滑り始める僕。見えなくなるT。

の直後、肋骨折れた。
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未分類 | 02:57:55 | トラックバック(1) | コメント(1)
コメント
おす
2012-02-07 火 01:00:48 | URL | [編集]
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まとめteみた【便りがないのは良い知らせ。】
肋骨にヒビが入った。初滑り。テンションは簡単に最高潮に達する。それに加えて、ウェアとブーツとゴーグルを新調したこともあり、ほんのり気分も高揚していた。たいしてうまくもな...
2012-03-18 Sun 06:37:44 | まとめwoネタ速suru

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